校長だより

第72回大阪府高等学校美術・工芸展

 今日、布施高校の美術部員がこのコロナ禍の中、頑張って仕上げた作品を見に、天王寺の大阪市立美術館へ行ってきました。受付で手指消毒、検温をした後、健康チェックシートに記入、提出して入館しました。展示室は1から4まであり、大阪府内の高校からたくさんの作品が出品されていました。布施高校の美術部からは、絵画5点(作品名:「あの日見た」、「空想の部屋」、「夜の瑛」、「クリオネ」、「青」)、デザイン1点(作品名:「幸福」)、版画1点(作品名:「時間」)、そして工芸1点(作品名:「night」)の計8点が出品されていましたが、どの作品もじっくりと時間をかけてひとつひとつ丁寧に描き上げた(つくりあげた)作品で、それぞれには、作者の思いがしっかり詰まっていました。そのような中、第3室に展示されていた「night」の作品・作者名が記されているカードに緑のテープが張ってありました。これは「奨励賞」の印です。小さな布をひとつひとつ縫い合わせて、縦3m✖横2mほどの大きな作品に仕上げているものですが、作者のアイデアと作品の出来栄えに私の横で見ていた人たちも思わず「すご~、これ手縫いやんなぁ」と感銘を受けていました。

 今年も新型コロナウイルス感染症の影響で活動に制限がある中、加えて1つの作品を制作するのにかなりの時間のかかることから、部員の皆さんは相当努力をしたのではないか思います。焦りもあったかもしれません。でも、こうして作品を仕上げ、この美術館で多くの人に見ていただけて本当に良かったと思います。部員の皆さん、本当にご苦労様でした。

(第72回大阪府高等学校美術・工芸展(第72回高校展)は、8月15日(日)まで、天王寺の大阪市立美術館において開催されています。)

 

 

 

 

 

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