校長だより

3年生探求の授業「国際協力出前講座」

 本日、探求の授業の一環として、青年海外協力隊に参加された先生をお招きし、3年生を対象に体験談や国際協力の具体例をお話ししていただきました。

 講師の先生は、2017年から2019年まで青年ボランティアとしてブラジルに渡り、野球を通して子どもたちとの交流を図られました。

 先生は、小学生時代から大学まで野球に打ちこまれ、大学卒業後は枚方市の中学校に教員として就職されましたが、1つの出来事がきっかけでJICAに応募され、ブラジルに渡航されます。ブラジルでは子どもたちに野球を教えていましたが、日本とは違うさまざまな文化の違いに戸惑われ、ブラジルの子どもたちにどうしたら日本を理解してもらえるか考えた末、実際に日本へ連れて行くのが一番だという結論に達し、野球を通じて交流を行うために子どもたち10人を日本に連れていきます。この計画を実行するために大人たちに理解してもらい、資金を調達するのに大変苦労されたそうです。先生の熱意に皆が動かされました。

 そして日本では、野球の交流試合、グローブ工場の見学、甲子園での野球観戦、また、中学校の教え子の協力など、ブラジルの子どもたちにとってかけがえのない貴重な経験を積むことができたというお話を、本当に情熱をこめて熱く語っていただきました。

 私も聞いていて、「挑戦する」ということは本当に素晴らしいことだなと思いました。

 布施高校のみなさんも、「こんなん無理やろ」「できっこないわ」とは考えず、今日の先生のように挑戦する心と勇気をもってどんどん前へ進んでいってほしいと思います。

 

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