校長だより

聴覚支援学校による体験型学習

 本日の午後、1年生を対象とした体験型学習を行いました。これは、聴覚障がい者への理解を体験型プログラムを通して深めることで、一人ひとりを大切にし、相手の気持ちを思いやることができるようになることを目的としたものです。講師は、生野聴覚支援学校の先生にお願いしました。

 まずは、聴覚障がいの方々とのコミュニケーションの取り方(補聴器の使用、読話、手話など)を説明いただき、クラスの代表が実際に補聴器を付け、音がどのように聞こえるのかを体験しました。次に、7~8人を1つのグループとし、順番にイヤマフ(音が少ししか聞こえなくなるヘッドホン)を着けて、みんなが雑談をしているときの「音が聞こえない体験」をしました。この体験により、他人の話が聞こえないことがどれほど不安であるのかがわかったと思います。この体験のあと、講師の先生から、聴覚障がいの方々に対しては周りの人たちの支援が必要となってくるということを説明いただきました。最後に、簡単な手話を数種類紹介いただき、プログラムは終了しました。

 とても貴重な体験でした。この体験型学習で学んだことをしっかりと心に留め、どんな時でも他人を大切にし、自分も大切にするとともに、誰に対しても思いやりを持った行動ができるようこれからの学校生活を送っていってほしいと思います。この学習は、本日4クラスで実施し、残りの4クラスは次週木曜日の午後に行う予定です。講師の先生方、お忙しい中、本当にありがとうございました。

ページ上部へ